2020年3月13日に成立した新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく措置として、2020年4月7日には東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都道府県で緊急事態宣言が発令され、4月16日には対象地域が全国に拡大し、休校期間は5月末まで延長されることになりました。
 臨時休校を解除された後も分散登校、対面とオンライン授業を組み合わせるなど、学校現場にも混乱が生じ学校の臨時休業に伴う子どもの育児のための休業や、緊急事態宣言に伴う休業要請により家計が激減する家庭が増加しました。さらに、休業や営業時間の短縮などでアルバイトができない学生が増え、学費や家賃等の支払いができず退学をせざるを得ない学生がいるなど社会問題となりました。また、新型コロナ感染症対策のために学生等を支援する団体・NPO法人も街頭募金ができない状況になりました。
 全国の大学・高等専門学校では、コロナ対策のために、多くで授業開始が大幅に遅れてしまいました。
 このような状況から、日大教は日教組加盟単組と連携し、「新型コロナウイルス感染症対策カンパ」を立ち上げ、一般財団法人あしなが育英会を通じて、困窮・困難な家庭の子どもや学生の支援等にとりくみました。