1.日大教とは
日大教(日本国公立大学高専教職員組合)は、全国の国公立の大学と高等専門学校の教職員が加入する教職員組合による連合体です(国立大学法人附属学校園も構成の対象です)。
日大教は日本教職員組合(連合に加盟する日本最大の教職員組合)に加盟し、全国の仲間と連帯して、大学・高専教職員の労働条件の改善や、すべての学ぶ人びとの期待に応える大学改革の政策・制度実現に積極的にとりくんでいます。
職場に日大教加盟の労働組合がなくても、個人で加入することができます。
2.労使の交渉で決まる教職員の労働条件確立を
私たちが所属する国立大学・高専、および多くの公立大学は、2004年以降法人化され、教職員の身分は非公務員となっています。私たちの職場は労働基準法が適用され、賃金や勤務時間、休暇制度などの労働条件は、すべて労使の交渉で決められます。さらに次々に求められる新たな施策への対応や抗争激化などにより、職種を問わず多忙化や雇用の不安定化が進んでいます。そのため、教職員としての生きがいを見失ったり、心身の健康を奪われる教職員も少なくありません。そのため、法人化前に比べ、労働組合の必要性は格段と高まっているといえます。
3.日大教の運動
日大教は日教組と共に文部科学大臣に対して、運営費交付金の増額や、大学をめぐる諸問題について申し入れを繰り返してきました。また、諸政党に対しても要請行動を行ってきました。 高等教育を考えるには、大学だけではなく、高大接続をはじめ、初等、中等教育をふくめた教育全体の中で検討しなければなりません。日教組に加盟していることによって、全国の教育関係者と問題意識をすり合わせることができます。
大学の中に全国の附属学校園の教職員がふくまれることによって、附属学校園教職員の労働条件を、労働基準法のもとで前進させることが可能になります。一般的に国立大学附属学校園の賃金・労働条件は、公立学校よりも低く抑えられていましたが、大学との自律的な団体交渉によって、公立並み、あるいはそれ以上の労働条件を勝ち取ってきました。
また、日教組の一員として、東日本大震災や熊本地震の被災地の復興ボランティアにも積極的に参加しています。
4.教育研究活動
日大教は、春に「ワークショップ」、夏に「夏季研究集会」を開催しています。集会では直面する課題やこれからの高等教育の在り方などについて学習し、各大学・附属学校園で抱えている課題等の情報交換を行なっています。
さらに、全国教育研究集会など、日教組が主催する集会などに参加し、さまざまな教育課題について議論を深めています。
5.広報活動
日大教は定期機関誌クワエロ・エト・サピオ(探求と英知)や日大教ニュースを発行し、タイムリーな報告・情報、労働諸条件の改善、行動アピールなど実践的な課題について広報しています。
日大教書記局について
【所在地】
〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-2 日本教育会館6F
電話番号:03-5276-4215
ファックス:03-3230-0172
メール:こちらからお願いします。
【アクセス】
(最寄駅のご案内)
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(乗換案内)
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● 東京駅からお越しの場合 東京メトロ丸ノ内線東京駅乗車、大手町で半蔵門線に乗換 神保町下車
● 羽田空港からお越しの場合 京急羽田空港乗車、都営浅草線三田駅で都営三田線乗車 神保町下車